活動アルバム -鉄道編-

鉄道との本格的な出会いは、社会人として商社マンになり、鉄道の輸出業務を担当するようになってからです。また海外勤務(ニューヨーク)を命じられ、現地においても鉄道車輛の製造現場や車輛基地で仕事をしました。鉄道オタクと呼ばれている方からみると、まだまだ浅学非才ですが、私の自慢は売り鉄・作り鉄であったことです。
鉄道は、その歴史を振り返れば、人と物を運ぶだけでなく我が国に限らず鉄道を導入した世界各国において、その国の社会や経済、文化に大きな影響を及ぼし、その発展の礎となってきました。19世紀初頭にイギリスで蒸気機関車が生まれて以来、産業革命を支えたのを皮切りに世界各国が導入し経済発展に多大な貢献を果たしました。
我が国には、1872年に新橋~横浜間で最初の鉄道が開業、以来今日まで、国内産業の発展を支え都市間の人や物を運ぶ重要な基幹インフラとなり、国家の政策として全国津々浦々に路線を広げ今日に至っております。1964年には、東京オリンピックに合わせて世界初の高速鉄道である新幹線が開業しました。現在は、新幹線をはじめ高速鉄道は、海外へもその技術が輸出されるようになり我が国の鉄道は文字通り「鉄道先進国」となりました。
現在、近未来の鉄道として東京~名古屋間で建設中のリニア新幹線は、磁気浮上方式によって最高時速500Kmを超え、更なる高速化により移動時間は大きく短縮されます。今後、完全自動運転の普及や水素を動力とする列車の実用化、AIなどの新技術の導入などが進んでいくことでしょう。同時に、過疎化の進む地域での鉄道に代わる新たな交通手段の構築が喫緊の課題でもあります。
仕事柄、出張も多く鉄道の利用機会はかなり多いほうではないかと思います。その地方独特の車輛もまた魅力的ですが、駅周辺の風景や駅構内にも駅員さんの工夫があり、それぞれ独特の風情が感じられ魅力的です。
これらの写真は、出張先で撮影したものです。撮り鉄の方からみれば拙い写真ですが、時間に追われる中で思いついたときに撮影したものです。
是非、皆さんのお勧めの風景がございましたら教えてください。